【Overwatch】Overwatchの日本語ローカライズを担当している西尾勇輝氏の日本語訳に関するQ&Aまとめ

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Overwatchの日本語ローカライズを担当している西尾勇輝氏の日本語訳に関するQ&Aまとめ。

Q&Aまとめ

Q.英語と日本語で全く違う表現をどう落とし込んだのかとか気になります!例えば「とっておき!」大好きな訳だけどNerf thisとは全然違いますよね。Hign noonも似たところがあり以前から大変興味を持っていました
A.アルティメットのセリフは、まず第一に「必殺技」感を出すことを意識しています。D.Vaの「Nerf this」は「弱体化してみなよ(できるなら)」的なニュアンスですが、尺の問題もあるので、そこも考慮した結果が「とっておき」でした。
マクリーもかなり悩みましたね。

Q.一番悩んだ翻訳はなんですか?
A.「Kill Participation」は大まかに言うと「アシスト+ファイナル・ブロウ/全体キル」なのですが、これを「キル貢献」とするまで試行錯誤しました。
セリフだと各ヒーローの母国語ボイスはすべて悩みます。大多数に伝わるものであれば活かしていきたいですね。

Q.各キャラクターの声優さんたちを選ぶ際に、英語版の雰囲気に近い方を選ばれたのか、それとも直感なのか、など、キャスティングの際にこだわった部分などがあれば教えてください。
A.キャスティングに関しては直感で決まる方々以外、サンプルボイスなどを延々と聞きながら決めていきます。英語版に極端に近づけると物まねになってしまうので、気をつけています。例えばトレーサーの加藤英美里さんは直感、ゼニヤッタのマンモス西尾さんはサンプルを通して、でした。

Q.ローカライズするゲームタイトルの審議がどのようにして行われるのか知りたいです。
またローカライズするにあたってどのような制約があるのでしょうか??
まだまだ山ほど聞きたいことがあります笑
A.一概には言えませんが、元々付き合いのある海外デベロッパーから打診されることもありますし、こちらから積極的に声をかける場合もあります。#オーバーウォッチ は後者ですね。制約は倫理面はもちろんありますし、そもそも2バイト文字入れてみたらアボーンしたりとか、本当色々ありますよ笑

Q.他の人の担当された翻訳で「これはーッ!!」と思った翻訳はありますか?
A.それはもちろんありますが、過去の自分の訳でもそう思うことがありますし、いろんな理由があってそうなったことが安易に想像できるので「うん、つらいよね」となります。全てがそうではないですけどね。

Q.翻訳して、blizzard本社の方からの指摘などで、ボツになってしまった翻訳とかって、あるんですか??
A.ないです!幸いすごく信頼されています。
むしろ新ヒーローのCVを伝えるとテンションあがってますね笑

Q.ファイナルブロウとか、マッチオンファイアって、日本語訳するとどうなるのでしょう。
また、日本語訳する場合としない場合の違いって何なんですか?
A.いい質問ですね…ファイナル・ブロウはトドメを刺した数、オン・ファイアは活躍していることを示すものですが、どちらも一言で収めるのが難しく、無理するとダサくなるのでそのままにしています。たいてい最初は訳されているのですが、画面でみて気持ち悪い!と感じたら変えます。

Q.日本語は当初からPC版にも載る予定だったのでしょうか? PC版の日本語対応が発表になったのは発売直前だった記憶があります。またないのだろうな… と半ば諦めていた周辺のblizzファンは大歓喜でした。
A.初期から決まっていました。あまり詳細は言えませんが、パブリッシュしていない他プラットフォームに日本で収録した音声を乗せるというのは稀有な例なので、難しいところもありましたが、色々新鮮でした。

Q.ジャンクラットのボイスラインの1つ、「鳴かぬなら爆破しましょうホトトギス!」のセリフがこのようになった経緯が気になります
A.元のセリフは「If at first you don’t succeed, blow it up again」で、諺で遊んでいました。本来は「~ try, try, try again」です。日本語でメジャーな訳がないので、こういった風に書き換えてます!

Q.ジャンクラットの[オイラ]やラインハルトの[我が輩]、アナの[そなた]などが個性出まくりで大好きです。これは些細な英語のニュアンスの違いから決めてるのか、西尾さんの色を出せるところなのか気になります。あとこのキャラの一人称悩んだな~というのはありますか?
A.ニュアンスですが、英語をどう受け取るのかは個人次第だと思うので、結局は「色」が出ているのだと思います。ウィンストンを敬語調にしたのもそうですね。
ハンゾーの一人称は悩みました。未来の話なので、本当に「拙者」でいいのかどうか…今となっては良かったと思ってます。

Q.animated shortでのmonkyが「エテ公」やbotが「ただのブリキ」などの翻訳センスはどういった所から来るのですか?
A.割と僕の直感ですが、口パクとの親和性との世界観、自分のなかにあるキャラクター像とか、色々な要素を鑑みたうえで決めています!

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